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「生きとし生ける物へ」「太陽」「声」といったシングル・ナンバーを含む1stアルバムを聴いて最初に感じたのは、“音楽で表現できることは、まだまだたくさんあるんだな”ということだった。森山直太朗の作る音楽は、ご存じの通り、アコースティック・ギターと歌が基本になっている。アレンジの関しても特に目新しさはなく、オーソドックスなものが多い。にも関わらず本作には、ひどく新鮮な空気がみなぎっているのだ。

いつも目にしている風景が、突然、色鮮やかに見えてくる――そんな“効果”がこのアルバムにはある。そして、その効果こそが、彼の音楽の最大の魅力なのだと思う。(森 朋之)

レビュー

ん〜・・・

「さくら」の大ヒット以降、あまり感動しない歌が増えています。売れると駄目になる典型的なパターンのように思います。世を儚んだ感じを思い出して欲しい。


今年一番のCD

森山直太郎のCDは持っていなかったのですが、試しに買ってみたらすごく良かった!!今年一番のCDです!!


素晴らしいアルバム!しかし・・・

発売日前日に購入し、何度も聴きました。どの曲も森山直太朗の「想い」が込められていて、つい何度も聴いてしまいました。「太陽」「愛し君へ」「例えば友よ」「今が人生」「なんにもないへや」が特に気に入っています。とにかく、とても良いアルバムなので、是非聴いてみて下さい!!
・・・、と、これで終わりたいのですが・・・。8曲目の「生きとし生ける物へ~アルバム・エディット~」・・・、これは・・・。シングルの壮大なスケールが、少し狭くなった様な気がしました。これが残念。
しかし、この位で星の数は減らない!って事で星5つ。


いつも聞いてたい気分になるアルバムです!

私1番のお薦めは、『革命前夜、ブラックジャックに興じる勇者たち』から『今が人生』に入る所です!
『革命前夜~』は、バックが心を落ち着かせてくれるオルゴールに、森山直太朗さんの語り口調で、そこから『今が人生』のイントロ最初部分は、しっとりした感じで入って、だんだん元気や勇気が出て前向きになるような音調になっています!
このアルバムは、曲の内容はもちろんですが、曲の並びがこれ以上ない!!と言っていいほど最高な順番に仕上がっていると思います☆
私は、いつもこのアルバムを聞いて元気をもらっています!


聞いて損はしません。

私がこのCDを買った理由は、ドラマの挿入歌にもなっていた「愛し君へ」が聞きたかったからです。
しかし、聞いてみたら他の曲にも感動してしまいました。

森山直太朗は今となっては珍しい人間の生き様を描いているような気がします。
一昔前には尾崎豊などのそういう唄を描く歌手は沢山居ましたが今は本当に少なくなっているような気がします。

そういう意味では森山さんは尾崎豊の後継者と言っても過言ではありません。「生きとし生ける物へ」なんかは特にそんな気を感じさせます。

森山直太朗の壮大な詩の世界に入りたい方にはおすすめの一枚です。


レビュー

文章と、映像だけでは表しきれない部分を、音楽が補った。

僕は下の東京都の「申し訳ないけど…」というタイトルの人とは、「半落ち」についての意見以外は同感です。ただ、しかし今の邦楽男声シーンを見渡すと音楽における日本的なものにとりくんでいる歌手は他に見当たらないので、とにかく彼には頑張れとエールを送っているし、やはりところどころで、天賦の才能をことばと行間の作り方には感じるときがあります。

「半落ち」でも、これは滅多にない主題歌と映画内容のリンクだと思いますよ。逆にオレンジレンジの「花」など、タイアップのためのタイアップとして後からとってつけたように主題化にもってくるのはひきます。いや、元来主題歌なんてドラマでは特にそうですが、内容とは関係なしに決まってしまい、ちぐはぐなことが多いですよね。

しかし、今回の「声」は、非常に最初の歌詞を森山君が大切に持ってきてるのがわかります。これは自分のように日本語曲のことばの大切さをを学んだものにとって、特に注意するところです。出だしの表現の難しさは、とにかく緊張するし、曲のいのちのようなものなんです。
「あなたの 眠る場所へ」とはまさに主人公(寺尾さん)が奥さんの元に往こうとしたが往かなかった、そして何より妻を愛したあの信念を思わせます。
あの映画は、この「声」という曲がなければ成立しません。この曲の歌詞で、初めて、ことばを多く語らない主人公の真実が打ち明けられ、文章と、映像では表しきれない部分を、音楽が補った稀有な例であり、音楽がことばを補完する顕著な例なんです。

ですが、冒頭の「申し訳ないんですが…」の方のおっしゃられてる点、僕もいくつか思うふしがあります。それは助詞の歌い方が、「モォ~~」とつきでているのは、せっかくの歌詞の世界を自分で壊しているという点です。
何故この点を指摘するかというと、森山君が他の歌手と違う点、付加価値の場所というのは、日本語のちからで詩の世界をつくっているという点です。即ちそこが彼の生命線なわけですね。

ところが、そういう日本語をうたう気概はあるくせに日本語に無頓着な野暮さが、彼の発音には際立ち過ぎているのです。
ある彼の歌の中では、あ、鼻濁音できるんだな、と思ったら次の同じ箇所でいきなり「ガぁ!」と叫んでみたり、上のような助詞を引くことを知らない汚さ等多々あります。
そういうことをちゃんと日本語専門のボイトレの先生をつけて、表現してゆくべきです。何故なら、日本語を重視するなら、日本語としての歌い方の基本ができて初めてそのことばの表現を100%引き出せるからです。
また、裏声ばかりでは、今は喉の筋肉が若いのでこなせますが、将来喉をいためます。実声を使うようになるともっと世界が広がるし、長くうたえるようになります。
僕はファンというほどでもないけど、本当のファンはもっと彼の声・歌い方にこだわってゆくべきですよ。


太陽

 これを買った時やってたバイトが結構辛くて、毎日精神的にまいってた時期だったんですが、そんな沈んでいる時にどれだけこの歌に力をもらったか分かりません。
 「目くるめく些細な悩みはとりあえず今は置いておいて、そのうち忘れれば良い」
 「透き通る風に誘われて筑紫の子供が顔を出した。それは、いつかのあなたのように」
 「草木も眠るあの聖なる夜に偶然あなたが生れ落ちた。そんな輝く季節を信じ生きる。」
 不思議な歌詞ですよね。
 でもどこか優しい感じのとても良い歌です。
 さくらの時は力を込めて歌っていた森山さんが、この歌のときはとても楽しそうだったのがとても印象に残っています。
 いつまでも、大切にしたいと思います。


申し訳ないけど……

「さくら」ですごくヒットなさって注目されているから、
歌唱力のある人なんだろうな、
と世論にうっかり乗ってしまった自分のバカ。
映画「半落ち」の主題歌「声」。
映画館ですごい盛り上がりの中で聴きましたが、
まずファルセットについていけません。
魂こめてるんだろうな、とは思えど、
なめらかさは感じられないし、聴いていて安心できません。
うっかり目を瞑ると淡谷のり子さんに聞こえます。
(淡谷のり子さんは好きですが)
まぁ、似ているのはどうでもいい話ですが、
皆が異口同音に絶賛するほど、すばらしい歌手とは思えませんでした。
好みの問題もあるでしょうが、
絶大な歌唱力がある人とは思えません。


花咲き誇るこの小さな列島に生きています

「この真っ白いキャンバスにあなたなら何を描きますか」
「銀河に浮かぶこの辺鄙な惑星の六十億分の物語」

最近ずっと、通勤の車のなかでこの曲を聴いています。
特に朝聴くと元気が出るんですよ。

「目眩めく些細な悩みは とりあえず今は置いておいて そのうち忘れればいい」

直太朗さんの素敵な声でこんなこと言われたら、そりゃあ元気になると思いませんか?
私に一日分の活力と元気を与えてくれる、大切な1曲です。


今年初っ端の

生命力溢れる「太陽」と、森山君ならでは歌える優しく心に染み入るような「声」。また、三曲目には「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」が収録されています。個人的にはどれもとても好きな曲です。三曲目の「ラジオ~…」は今までの森山君を良い意味で裏切るような明るめで軽い曲。しかしその中でも、彼の力強さを感じます。


レビュー

泣けます

とにかくラストシーンはボロボロ泣いてしまいました。法廷でのシーンは傑作でしょう。もちろんアルツハイマーの妻を殺したことは許されません。許されないことなのに胸がつまります。
前半がダラダラとしているのが残念。でもそれぞれが抱えている苦しみを浮き彫りにしているのはよかったです


号泣しました。

「半落ち」を映画館で観ました。今まで映画館でここまで泣いた映画はない!!ってぐらい、泣いちゃいました。命の重さ・生きることの大切さを改めて思い知らされました。絶対感動するので、ぜひぜひ見てください!!!


現役警察官の梶という男が妻殺しを自供。ところが、彼が殺人を犯してから3日目に自供してきたことが問題になる。なぜすぐ出頭しなかったのか。梶は空白の2日間のことをいっさい語ろうとしなかった…。
横山秀夫の同名ベストセラー小説の映画化。主人公を演じた寺尾聡の寡黙の中に人柄をにじませる佇まいが素晴らしい。ミステリーの真相としてはいささか弱いが、空白の2日間の中に秘められた夫婦のきずなには涙する人も多いだろう。原作に忠実な作りなので、原作ファンも大いに楽しめるはず。吉岡秀隆、原田美枝子、樹木希林、柴田恭兵、伊原剛志、鶴田真由などスターたちが、このしっとりとしたミステリードラマをしっかり支える好演を見せている。ちなみに半落ちとは、完全な自供ではないことを言う。(斎藤 香)

レビュー

魂が無くなったら、人間ではないのか?

アルツハイマーの妻を殺した警察官の、殺害後自首までの空白の2日間の謎、としかストーリーは書けないが、「人は誰のために生きるのか(人は、誰かのために生きているのか)」とか、「魂がなくなったら、生きる資格は無いのか」とか、とても深いテーマを考えさる邦画。

妻殺し、アルツハイマー、骨髄移植等、見るのをためらうような重いテーマだけど、話がどんどん展開していくので、真面目な映画にありがちの「スロー」さは無い。複雑で思いテーマを2時間に凝縮した脚本の勝利であり、ゆっくりとしていても遅すぎない「間」を保った監督の勝利であり、何よりも登場する俳優・女優の素晴らしさだと思う。

まず、主役の寺尾聡。この映画での彼の演技(というか、目チカラ)は、凄い。ほとんど目だけで、悲しみ、嬉しさ、(なんでも分かっているよ、という)哀れみ、怒り、覚悟を決めた表情、人を気遣う表情などを演じ分けている。これだけ台詞がない主役、というのも珍しいけど、それをこなしてしまう俳優・寺尾聡に感嘆した。正直、私の中の彼の印象はこの一作で大きく変わった。

しかも脇を固めた「主役級」のメンバーが、それぞれ影や悩みを持ちながら、真摯な気持ちで事件を追う姿を演じているのも、この映画をグッと緊張感のあるものにしている。新聞記者を演じた鶴田真由はどうでもいいんだけど、(笑顔が一度も出てこない)柴田恭平、(堅気の主婦を演じてる)高島礼子、(真面目すぎて悩む)吉岡秀隆、(キャリアに傷を持つ)伊原剛志、(罪の意識にさいなまれる)樹木希林、等々、枚挙に暇がない。主役級のメンバーだけではなく、例えば伊原剛志演じる検察官のアシスタントとか、吉岡秀隆演じる裁判官の妻や父親とか、ほんの少ししか出演してないメンバーも、それぞれ役割があり、強い印象を残している。

見るのは3回目なのに、また感動した。全ての方にお勧めできる良作です。


生きてください!

テーマが難しいがゆえに、評価の分かれる映画だと思います。

一見、複数のテーマが混在しており、見る人が「何が主題か」わからなくなり、細かいところの粗が見えるのでしょう。
私自身は、最初はミステリーだと思いました。「梶はなぜ空白の二日間を隠すのか?」
警察の自己保身、警察と検察の確執、マスコミの特種至上主義等、現代社会の内幕をあばいていますが、これは「ミステリー」を盛り上げるための「演出」にすぎません。

次に感じたのは「尊厳死は許されるか?」ということです。むろん、法律上は「このような嘱託殺人」では「否」です。「道義上」どうかということです。
梶の供述は「私は妻を愛していました。妻は息子を二度失いました。一度は白血病で、二度目はアルツハイマー病で。私は妻がせめて息子を覚えているうちに死なせようとしました。」
これに対して、若い判事は「このことは誰にも裁けるものではない」と言っています。

では、なぜ誰もが「同情する」この「嘱託殺人」に執行猶予がつかなかったのでしょうか。
「道義上」でも許せなかったのかもしれません。判事自体が家庭で同じ問題を抱えていますから。でも本当の理由は違います。
ラストシーンで護送車のガラス越しに梶が読み取る「生きてください!」という言葉が、本当の理由です。そうして、この言葉が「映画の主題」だと思います。

本来は星5つをつけるべきでしょうが、「一見しただけでは解りにくい」のと「若い判事の言動があまりに現実離れしている」ので、星1つ減らしました。


役者がもったいない。

こういった題材の映画は、いかに観客に、行間にあるものを感じさせるかが、もっとも大切なことなのに、ぜ〜〜んぶそれをセリフにしちゃって、しかもことごとく役者に直立不動で力ませ絶唱させるもんだから(アルツハイマー患者やマスコミの一団にまでそうさせてる)、もう流れが滞って滞って、見てるのがつらくてつらくて、ほんっとに原作がいいだけに、もったいないな〜、ざんねんだな〜と思わざるをえない。そもそも一体全体、この映画の、この物語のテーマって何?それは愛だよね。アルツハイマー患者とその家族の問題や、権力の腐敗構造や、マスコミのエゴイズムや、社会的弱者の声にならない叫びetc・・・なんかは要するに背景というか状況に過ぎないんでしょ?もちろんそれぞれに重要なことには違いないよ。でもだからといって、それぞれの当事者に同じようにいちいち叫ばしちゃったらいったい何の話やってんのかわかんなくなって肝心なことがぼけてきちゃうでしょ?いかに彼が自分の家族を愛していたか、慈しんでいたか、そしてなぜ彼は妻の後を追って死ななかったのか、ということがなんといってもいちばん重要なことなのに、ほんとにもう・・・。あの「チルソクの夏」を撮った同じ監督さんとは思えません。映画撮るっていうのは気持ちや心意気も大事だけど、やっぱり才能・テクニック・手練手管がとてもものをいう世界。でも、それを、あざとさとは勘違いしないでほしい。この映画は、ぎりぎり、あざといとはいえないけど。それも、俳優たちの、熱演のおかげだね。いい役者いっぱい使ってるのにもったいないよ、ホント。逆に言うとこれだけの役者そろえなかったら、この映画どうなってたかな。


横山秀夫の同名小説を見事に映画化

妻を殺害した梶警部は、殺害後2日経ち自供をした。その空白の2日間、何をしていたのかをめぐっての壮絶な議論が巻き起こる。横山秀夫の同名小説を見事に映画化。主人公は名優寺尾聡。早々たるメンバーが脇をかためる。
 人生の儚さと、その中で生きていくことの大切さが表現された作品です。


答えがもらえませんでした

中高年がみんな涙しているというのを聞き、感動を期待してみましたが。映画の前半から「この犯罪者は、なぜアルツハイマーの愛する奥さんの一つしかない命を奪ったの?守らなかったの?他に手段を見いださなかったの?それでも生きていてほしいでしょ?!!アルツハイマーになってしまった人の気持ちを無視する身内のわがままかもしれない、でも生きていてくれるだけでありがたい・・そうじゃないの?」という私の疑問に最後まで答えてもらえませんでした。答えはないのかもしれません。そうじゃなく答えようとしてもらえなかったように思います。身内にそういった悲しさを抱える者の希望と絶望が、脚本の中に感じられませんでした。登場人物達が理解できないままに映画が終わってしまいました。


レビュー

渋い一冊

ミステリーとして爽快な謎解き、大どんでん返しを期待すると肩透かしを喰らいます。
ゆるやかにストーリが進展し、最後に主人公が黙秘し続けた秘密が、
解き明かされたとき、
「やっぱりこの主人公はいい人だったんだ。」とほのぼのとした
心地よい読後の感想をほとんどの人が持つのでは。
スピード感やハラハラドキドキを求める人には不向きだと思いますが、
読むほどに味がある渋い一冊だと思います。


ここまで引っ張っておいてオチがこれかい!!

レビューのタイトルどおりです。さんざんっぱら、オチを引っ張っておいて、最後の最後で明かしたオチが、「えー、それなの???」という感じ。詳しくはネタばれになるけど、オチを楽しみにするのではなく、途中の登場人物達の心の動きを楽しむつもりで読まないと、痛い目を見る。


あざとい

お涙頂戴という結末が途中で見え隠れしたところでストーリーのあざとさが見えて萎えました。中ほどで結末が薄々分かったところでアホらしくなりました。読者に善人であることを強要するような「これで泣かなければ、あなたは善人じゃない」みたいな、あざとさが萎えます。

なぜこの小説が評価が高いのか?分からない。


私の中では1番です。

私は横山秀夫さんの作品でこの作品が一番好きです。
他の作品とは一味違い、警察小説というよりは人間ドラマ的な雰囲気です。
それぞれの登場人物が梶という妻殺しの男と接することで愛情にも似た『何か』を感じていく過程と、梶が頑なに隠していた2日間の謎にどんどん引き込まれていきます。
ラストでは思わぬ結末に、泣きました。梶という男の「人生50年」の意味が分かります。
おすすめです。


ミステリーとしては弱い

 この作品を「ミステリー」として見た場合、物足りなさが目立つ。物語の主体である筈の「謎」が弱い。その「謎」に何故登場人物がここまで食い込んだのか、という理由付けのも弱いし、最後に謎が明かされるオチの部分でも突然謎の正体が明かされるというオチで作品を纏め上げる力に欠けている。

 この小説の肝はオチの部分にある訳で、その部分で感動したと言う人も多いようだが、自分から見るとオチは最後にいきなりくっつけたようにしか見えない(実際は違うのだろうが)。最後の部分が述べたいのならもう少しページを使って、最後の部分に至るまでの過程をもう少し丁寧に書いて欲しかった。最後のオチが唐突すぎて、自分は感動すると言うよりも「へー、そうなんだ」と拍子抜けしてしまった。

 つまり、この作品は「ミステリー」としてではなく「ミステリー風味のヒューマンドラマ」として読むのが正解なのだろう。


レビュー

良作

読了後考えさせられる内容である。
家族がアルツハイマーになった時、そして死を望んだ時、どうするべきか自分に置き換えて読んだ。もちろん殺人は許されないことである。しかし相手を思いやるがゆえに殺す主人公の心境には非常に共感させられた。


守りたいものありますか?

漠然と責任と覚悟という物を考えさせられたような気がします。
守りたい者守るために自己鍛錬続けてくしかないなと。守りたいなら。


予断なく読めば、質の高いことが分かります

 本作は警察官による、妻の嘱託殺人から自首までの空白の二日間の謎を縦糸に、
そしてこの殺人事件に関わる取調官、検事、弁護士等、関係者の心情の動きを横糸
に構成されています。縦糸に関してのコメントはネタばれに成らざるを得ないので、
本レビューでは横糸に関して紹介致します。

 とかく、縦糸の結末ばかりが注目されますが、ひとつの殺人事件が起こった後に
如何に多くの人間が関わり、思いを持っているのか、それぞれ独立した短編と見る
事ができるほど見事に描き込まれています。このあたり多くの短編を書かれている
作者の真骨頂だと思いました。むしろ殺人事件発生から様々な局面を経て人が裁かれる過程で、
関係した登場人物の心情を味わいながら読んでいったほうが、
素直入っていけるように感じます。

 もう文庫本になっている事でもありますし、事前の情報なしに素のまま読んで
頂くことをお薦めします。いろいろ話題になっただけに、予断を持って読んでも
いいことはありません。
質の高い作品である事は保障します。


テレビで謎だった部分が読んでわかった

直木賞の選考会では、歌舞伎町に行ったことがそんなに悪いのか、といった批評がでたそうです。私もそれには同意していました。でも、それ以上にどうして梶警部は自首した時に、理由をはっきりと述べなかったのか?それがわかりませんでした。思わせぶりに隠しておくより、きっちり言っておいたほうが、青年に何かあった時、すぐに骨髄液を提出できると思うのです。そうしておいたほうが、手続きもスムースに行くと思いました。
私はテレビドラマを最初に見たので、それがどうしても不思議で仕方なかったのです。
しかし、本の中で青年を守りたかったの言葉にガーンと頭を殴られた気分になりました。
梶警部はそこまで心の優しい方だったのですね。
北方謙三が警察の捜査に不備があるとのことで、直木賞落選となり、その後、著者が直木賞との決別宣言をしたりと揺れた作品ですが、文句なしに素晴らしいと思いました。


筆がまだ弱い

すぐれた作品です
テーマがすばらしい
展開もスピーディです
しかし
筆が弱い
書き込みすぎます
無駄な字が多い
直木賞の選考で心無い委員からボロクソに言われました
それを真に受けて直木賞と絶交するというのも大人気ない